これは私のことだ。
だけど、今の日本の経済状況を見ると、同じような状況の人も多いと思う。
私は以前は、収集癖があるタイプのオタクだった。
だけど、ここ数年。
私の衝動に「グッズ収集」という選択肢がそもそも出てこない。
理性が強すぎて、欲求が表に出る前に押しつぶされている感じだ。
理由はシンプルで、お金がないから。
円安がえぐすぎる。
以前は100円で買えたバナナも、いまは200円オーバー。
すべての商品が倍になってしまった今、余分なところにお金を使えなくなった。
そうやって欲求を抑え続けた結果、
心の中に寂しさや空虚感、虚無感が常に居座るようになった。
じゃあ今の楽しみは何か？
それは動画視聴。
他の人が散財している姿を見ると、疑似的に満たされたような気持ちになり、心が少し軽くなる。
・・・うん。
控えめに言って、自制心が強すぎる。
その背景には、過去に大量にグッズを買って失敗した経験が大きい。
そこから私は「欲求＝悪いもの」と処理するようになってしまった。
けれど今は、その抑圧が強すぎた結果、ほぼ「無」になっている。
これも健全ではないので、対策を考えたい。
私が出した答えは、
“全体的にちょっとだけ許す” ということ。
過去の失敗は重たいけれど、欲しいものが出てきたら「1か月待ってから決める」のはどうだろう。
…ただ、1か月も待てば大抵忘れるんだけど。
じゃあ、1か月に1回だけ、お金のかかる“やりたいこと”を実行する日を作る。
動画の中の人たちみたいに、推しのイベントを1日めぐるとか。
予算は…5000円だと厳しいよなぁ（遠い目）。
1万円が現実的かもしれない。
私は特に未来志向が強くて、
「未来でお金がなくなると困るから今は買わない」
と即判断してしまう。
だけどそれを続けると、未来の私は“心が死ぬ”ことが分かった。
だからこれからは、
「今、買ったら？未来の私はどう思う？」
という視点で考えてみることにする。
今、魚豊先生の作品が熱いので、今月は「チ。」のイベントに参加してみようと思う。
欲求を全部我慢するより、小さく満たす方が人生は動く気がするから。
