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「INFP=タイプ4」は本当か? 内向感情(Fi)とエニアグラムタイプ6の意外な親和性について

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エニアグラム専門サイト「enneagram-personality」が発表した、20万人以上のデータを元にした分布図を見ました。そこではINFPの約半数(45.09%)が「タイプ4」であるとされています。

エニアグラム MBTI 相関関係:203441人を対象とした研究
MBTIタイプとエニアグラムタイプの相関関係を203,441人のデータから分析。パーセンテージ(%)、説明、FAQを含む。

一般的に、INFPといえば「個性的」「芸術家肌」といったイメージで語られがちであり、このデータはそれを裏付けているように見えます。しかし、私はこの定説に疑問を抱いています。

「INFPの多くは、実はタイプ6(忠実な人)なのではないか?」 今回は、INFPの第一機能である「内向感情(Fi)」の性質と、タイプ6の誤認のメカニズムから、この仮説について考察します。

内向感情(Fi)とタイプ6の「二面性」のリンク

INFPの第一機能であるFi(内向感情)は、「自分自身の内面の価値観・感情・信念を基準に物事を判断する機能」です。

一方で、エニアグラムのタイプ6は「忠実な人」「安全志向」と呼ばれますが、その本質は「二面性(両価性)」にあります。

  • 人懐っこい ⇔ 攻撃的
  • 従順 ⇔ 反抗的
  • 自信がある ⇔ 自己嫌悪に陥る

この振り子のような激しい揺れ動きは、タイプ6の大きな特徴です。
ユング心理学におけるFiもまた、「我が道を行く個人主義」と単純化されがちですが、実際はもっと複雑です。Fiは「自分の中で納得できる“理由”が必要な機能」です。

つまり、自分が納得(安心・信頼)できれば「極めて協調的」になり、納得できなければ「反社会的」にもなる。このFiの性質は、タイプ6の持つ二面性と驚くほどリンクしています。

なぜ「タイプ4」と誤認するのか? 不安と感情の正体

では、なぜ多くのINFP(本来はタイプ6かもしれない層)が、自分をタイプ4だと思い込むのでしょうか? その鍵は「不安」にあります。

『自己発見のためのエニアグラム』には、以下のような記述があります。

タイプ6にとって、内面での安定は外部環境の安定に依存する。(中略)しかし、問題が起きたり、不確実な領域が現れた途端、たちまち混乱と感情面での反応の嵐に投げ込まれる(この理由から、多くのタイプ6が自分をタイプ4と見誤る)。

タイプ6は思考センターに属しますが、不安スイッチが入ると激しい「感情の嵐」に見舞われます。この情緒不安定さを、タイプ4の「繊細さ・感情の豊かさ」と混同してしまうのです。

しかし、両者の「感情が揺れる理由」は根本的に異なります。

  • タイプ4の感情(自己同一性への問い)
    • 関心:「私は何者か?」「私は特別か?」
    • 感情の源泉:欠落感、自己喪失感、平凡であることへの恐れ。
  • タイプ6の感情(安全への問い)
    • 関心:「これは安全か?」「信じていいのか?」「裏切られないか?」
    • 感情の源泉:不安、疑念、梯子を外されることへの恐怖。

INFPが感じる「昨日YESだったのに今日はNO」という気まぐれに見える現象。これは自己像(アイデンティティ)が変わったのではなく、「安心・安全の評価(=自分を守れるかどうかの判断)」が変わっただけというケースが多いのではないでしょうか。

実際のINFPの生き方と社会への適応

現実社会を見渡すと、この仮説はより現実味を帯びてきます。

タイプ4的な生き方(自己表現を最優先し、定職に就かずアートに生きる等)をしているINFPもいますが、実際には多くのINFPが、事務職、医療、福祉などの「安定した組織・職」に就いています。

これは、「社会システムへの依存(安心したい)」と「内面の葛藤(自分らしくありたい)」が同居している状態です。 日本社会に適応し、組織のルールを守りながらも、心の中では常に何かに対して葛藤している。この姿こそ、Fi(内なる倫理)を持ちながら安全を求める、タイプ6的なINFPの典型と言えるのではないでしょうか。

結論:日本のINFPとタイプ6的社会

現在、情緒不安定や生きづらさを感じているINFPの方の中には、本来の気質がタイプ4なのではなく、「環境の不安定さによって不安が刺激されているタイプ6」である可能性が高いと考えられます。

最後に、視点を少し広げてみます。
日本の治安の良さ、保険制度、終身雇用(の名残り)、そして人々の調和を重んじる気質。これらはまさに「タイプ6的な安全追求」の産物です。

外交での弱腰や決定の先送りといった側面はあっても、このシステムが多くの人の命と生活を守っているのも事実です。

INFPである私たちが、この日本社会で葛藤しながらも生きていること。それは、私たちが持つFiという機能が、この国(タイプ6的な巨大なシステム)の中に、ある種の「納得解」や「守るべき価値」を見出しているからなのかもしれません。

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