昨日は、災害警戒レベル5が発令されるほどの記録的な大雨が千葉県を襲った。
私も今回は決して他人事ではなく、見事にその被害に巻き込まれることになった。
今まで見たこともないような凄まじい雨量が何時間も降り続き、10分に1回のペースで雷が落ちる。
正直、最初はどこかお祭り気分になるほどの非日常感があり、少しワクワクすらしていた。
だが、何時間経っても一向に弱まる気配のない雨と雷に、次第に不安を覚えるようになった。
窓から外を見ると、道路は完全に川と化していた。
雨も風も異常に強く、打ち付ける雨粒によって風の流れが視覚的にハッキリとわかるほどの状況に、心底ビビってしまった。
その時は比較的早い時間帯だったが、車も人の通りもすっかり途絶えていて、
走っているのはサイレンを響かせる救急車だけだった。
停電も起きる中、テレビからは「安全な場所へ避難してください」というアナウンスが繰り返される。
しかし、むしろこの狂ったような雨の中を外に出るほうが危険な気がして、
どう行動するのが正解なのかわからず、ただその場にとどまるしかなかった。
こういう時にこそ、事前に避難先の場所や経路を確認しておくことの大切さを痛感した。
そして何より、「テレビが『避難しろ』と警報を鳴らす頃には、すでに外は身動きが取れない状態になっている」という恐ろしい現実を、身をもって知ることになった。
一夜明けた今日も仕事なので、なんとか家を出た。
しかし、交通機関は全滅で、バスの振替輸送が行われる混乱ぶりだった。
道路には至る所で水没して動けなくなった車が放置され、渋滞が起きている。
ブロック塀が崩れて、雪崩のようになっている場所もあった。
空は報道ヘリらしきものが飛び回り、音を響かせている。
歩きながらふと側溝に目をやると、大量の土砂やゴミがびっしりと詰まっていた。
大雨に流されれば街は綺麗になるのかな、なんて呑気に思っていたが、現実はただ泥と瓦礫が散乱する無残な光景が残るだけだった。
恐怖というより、「混乱」という感覚が一番正しい気がする。
ただ、このめちゃくちゃな状況下で私が一番強く思ったのは、「なぜ、こんな大混乱の中でも出勤しなければならないのか?」という根本的な疑問だ。
そもそも、会社は「在宅勤務禁止」というルールを掲げている。
にもかかわらず、なぜか自己判断で勝手に在宅勤務に切り替える人がいて、トップもそれを「暗黙の了解」のようにうやむやに了承している。
私にはそれが全く理解できなかった。
交通網が麻痺する中、早起きして必死こいて会社にたどり着いた自分は、いったい何だったのだろうか。
こういう時に露呈する「グダグダなルール」と「正直者が馬鹿を見るような会社の対応」が、本当に嫌なんだよな。
大雨の爪痕とともに、今の会社組織に対する虚無感を改めて強く感じた一日だった。

