仕事を辞めて一ヶ月が経った今。
私は、精神的に優れない日々を送っている。
というのも、仕事を辞めてから、自分の中で一つの大きな変化があったからだ。
それは、一日の習慣、いわゆる「ルーティン」がぐちゃぐちゃになってしまったことである。
仕事という時間制限や、「何時にどこにいるべきか」という縛りが無くなったことで、日々の生活の質は、すべて私の判断一つで決められるようになった。
故に、夜遅くまで起きていても「起きる時間を遅くすれば問題ない」と、自分自身の裁量だけで簡単に予定を変更できてしまうのだ。
それだけを聞けば、とても自由で素晴らしいことのように感じるかもしれない。
しかし私の場合、日々の「生活の流れ」というものは、自分が思っている以上に大切な部分だったようだ。
面倒くさいという感情に任せて、寝る時間、起きる時間、やるべき事の流れを破り続けた結果。
私は一日のほとんどを布団の上で転がって過ごし、「今日も何もしなかった」という自己嫌悪と後悔に苛まれることになった。
どうやら、意志の力だけで理想的な生活を維持するというのは、至難の業らしい。
ここに再び「仕事」という要素が加われば、外部的な強制力によって、また規則正しく動くようになるとは思う。
けれど、本質的に自由が与えられている現在の状況において、私は自分で自分の怠惰をコントロールできないのだというオチに行き着いてしまった。
この事実に気が付いたのは、ある法則を見つけたからだ。
誰かと会う用事がある日だけは、否が応でもスケジュール通りに動くことができる。
「他者」という要素は、本来、内向的な人間にとっては間違いなくストレスの原因になるものだ。
しかし同時にそれは、崩れがちな自分の生活の質を保ち、底上げしてくれるための「必要なストレス」でもあるのだと、今は強く感じている。

