学生時代は「好かれる側」に必死で立とうとした。
転校もあったから、八方美人スキルは勝手に育っていった。
でもその裏で、同じ速度で「人嫌い」が育っていた。
社会に出て少し経って、それに気づいた。
仕事でヘロヘロのまま、人生にそこまで重要ではない人にまで優しさを配るほど、私は“徳の塊”じゃなかった。
その瞬間から、関わりの糸がどんどん切れていくのを感じた。
もともとは「人と仲良くしたい」から頑張っていたはずなのに、磨き上げた外面だけが残り、最終的に出てきた感想がこれだ。
「人がいると疲れる。」
結果として今のリアル生活には、家族と、半年に一度だけ連絡する友達が一人。
仕事の人間関係は、もはやノイズの延長。
でも、こういう人って多いと思う。
昭和みたいに“腹を割って話す”文化が薄れた現代では、確実に増えている。
息苦しさを抱える人は多いのに、理由は似ているのに、なぜか解決しない。
たぶん私たちの「自由に生きたい」の裏側に、
「存在を否定される恐怖」がずっと同居しているからだ。
……そしてこの解決策は、まだない。


