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本当の悩みは、仕事でもお金でもなかったりする。

ポジティブ心理学

自分が感じている表層部分の悩みは、本質的に自分が思っている悩みとは違う事が良くある。
でも表層に出てくる部分は自分の脳みそで綺麗にコーティングされた「理性的」な悩みであるから、ごもっともな持論を展開し、悩みとして自分自身に訴えかけてくる。

最初は時間やら、人間関係やら、仕事やら、お金やらって思うけど、自分の深層心理はそんな理性的なものではなく、もっと単純な気持ちの主張から来ている物が殆どだと、私は感じる事が多い。

今回は自分自身の体験を通じて感じていた悩みから、本質的な悩みを見つけるまでの方法を書いていこうと思う。

漠然とした不安

事の発端は、自分の未来の仕事の事を考えた時だった。
AIがどんどん波及している今、私は自分の仕事の危うさを感じて酷く怯えた。

その時の頭の中は
このままではダメだ。変わらなきゃ。

そんな気持ちで埋め尽くされていた。

ひたすら焦って、じゃあ何から始めればいいんだろう。
将来の夢なんて、絵空事を言ってる暇があるんだろうか。
それにお金も必要だ、お金がないと何もできない。

そんな覆いつくされる気持ちから逃れる為、私は逃げるように本を読んだ。

人というのは、現実の物事より頭の中で考えた物事の方が余程酷いという脳の性質がある
この文章で私の眼は止まった。

もしかして、今の自分も同じ状況なのではと、ふと自分を客観視した瞬間だった。

私は急いで紙とペンを用意して、ひたすら自分の悩みを紙に書いて問い続けた。
「なんでお金が必要なのか?」「なんで変わらないといけないのか?」「何故新しいことを始める必要があるのか?」

何故?何故?を進めていくにつれ、話の流れは仕事から、自分の気持ちへの問いに話題が移っていった。

「なんで焦っているの?」

「状況的に、時間がない」

「なんで時間がないの?」

「早くしないと相手に迷惑がかかるから」

そんな問いを続けて、最終的に出た答えは

自分を見つめるのが怖くて、本心を受け入れられない

だった。

この時に初めて、私の本質的な悩みはお金や仕事ではなくて、何をやっても自分自身を受容出来ないという事実であると理解した。

やり方

紙とペンで、自分の悩みを問い続ける。
以上です。

やるのは簡単だけど、ポイントはあったりする。
最初に自分の大元の悩みから、話題がズレていっても気にする必要はない。
むしろ逸れていった方が辿り着くのが早くなったりする。

何で私はこう答えたのか?をひたすらに進んでいくと、スッと受け入れられる答えが出てくる時があるから、それまで続ける事が重要だ。

その時に感じる、自分の感情のモヤモヤには気を付けて見てほしい。
本当の自分が抱えている不安が分かった時、心の突っかかりというのがスルッと取れる感覚がある。

その時が自分の本質の悩みや、恐れだ。

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