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自分を通してみる色眼鏡を実感した出来事

ポジティブ心理学

彼はとても心優しく、誠実な人だ。
しかし、私が唯一難色を示す所がある。
それはとにかく口下手な所。

最近、ショッピングモールにお出掛けをした。
そんな中彼は、野菜を自動で切る商品を見つけてこう言ったのだ。

「これいいじゃん、買おうよ」 

私は家にはなるべく物は少ない方が過ごしやすいタイプだったのでこう返した。

「いやいや、手で切ればそんな時間も掛からないし、必要ないでしょ」

そんな会話をしている内に、彼は明らかに気分が落ちてしまい、渋々商品を棚に戻した。
必要な物か、否かの会話をしていただけなのに、何でこんなにテンションが下がるんだ?と私は半ばパニックになり色々聞くと、相手は「否定されて悲しかった」と返した。

否定って何?

自分の意見を言う事の何がいけないの?
それって相手のわがままじゃないか?
私は相手と意見が違くても反論せずに肯定していろって訳?

そんな事を頭の中でグルグル考えている中で、ふと考えが立ち止まった。

待て、もしかしてこの考えって私の主観的考え方でしかなくない?と

確かに私から見える彼の姿は、自分の買いたいものを押しのけられて不機嫌になった。でしかないんだけど、彼はそんなワガママな人ではないという事は、共に過ごす中で感じていた。

もしかしたら彼の立場になったら、見えるものが変わるのかな?

再度頭で考えて、出た答えは

「私の為に良かれと思って買おうとした提案を突っぱねられてしまい、悲しい」だった。

こういう意味で言った?と聞くと、ご名答。

私自身の視点では自分勝手な彼氏に映っていたのに
蓋を開けてみれば、私が過ごしやすいように考えてくれる優しい彼氏。だったのである。

この時に自分の目線は一つの物しか通していないし、自分の考えが相手の考えとも限らない。
それを強く感じ、自分が物事を通してみる色眼鏡を強く自覚した瞬間だった。

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