私はもう飲み会には行かない。
正確には、飲み会という概念ごとミュートした。
原因はコロナ明けの忘年会。
「付き合いで参加するか〜」みたいなノリで行ったら、普通に死を見た。
参加者の半数が翌日インフル with コロナ。
あの日の忘年会は飲み会ではなく、“ウイルス贈与会”だった。
そして私も無事に頂いた。
しかし病院は年末で閉まっていて、緊急外来に行ったら
「コロナでもインフルでもないですね〜」という、“未知との遭遇”みたいな診断をされ、カロナール(解熱剤)だけ渡されて帰宅。
結果、40度×2日 → 幻覚ワールドへ転送。
私は深夜の廊下(脳内では美術館)を走り回り、額縁を探し続けた。
鏡を額縁だと勘違いして引っぺがそうとしたところで、鏡に映った自分を見て正気に戻った。
そして体調が良くなる頃には、布団には私の汗で“人型シルエット”が完成していた。
これが令和の福笑い。
さらに、家族全員に菌をシェアして一家全滅。
忘年会に参加しただけで、年末イベントが全部消失した。
「飲み会はコミュニケーションだよ」
「若いうちに人脈が〜」
「誘われなくなるよ?」
こんな体験をすると、もう本当にどうでもよくなる。
仕事は人生を豊かにするためのツールでしかない。命のほうが大事。
人脈より脈拍だ。


