あれもこれも、やることが多すぎる!
最近、心理学の本を読むと「さぁ実践してみましょう!」といったワークがたくさん出てきます。でも正直、毎日忙しい中で「紙に書きましょう」「毎日振り返りましょう」と言われても、なかなか続けられません。フォーマットを作って満足してしまい、結局やらずに終わることも多いです。
そんな中、心理学者ノーバード・シュワルツらが行った調査結果に目がとまりました。
大学生の45%にうつ症状があり、そのうち94%が「やるべきことに追われ、圧倒されている」と答えていた。
これを知ったとき、「実践的なワークを増やす」こと自体が、今の社会状況に合っていないのでは?と感じました。
情報過多の時代に必要なのは「足す」ことではなく「引く」こと
現代社会は情報で溢れかえっています。SNSやスマホが「よくない」と言われても、生活の中心にあるものを簡単には手放せません。むしろ「やることを増やす」のではなく「やめられることを見極める」ことが、今の私たちに必要なのではないでしょうか。
つまり、幸せに生きるための第一歩は「生活の単純化」だと思うのです。
単純化の具体例
単純化といっても人それぞれ。ですが、日常を見直せば「しんどいけれど仕方なくやっている無駄」が必ずあるはずです。
例えば、私ならこうします。
- 探し物を減らすために持ち物をシンプルにする
- 服を選ぶ時間を減らすために、服装のパターンを決める
- 料理を毎日しないで、週2回まとめて作り置きする
このように「生活の動作を減らす」ことで、自然と頭と心に余白が生まれます。
「暇な時間」は贅沢ではなく必要な時間
私の考える「暇な時間」とは、頭の思考を止めて心を休ませる時間です。
それは遊ぶ時間や何もしていない時間でもいい。むしろそういう時間があるからこそ、心の健康が守られるのだと思います。
私自身の現状
正直に言うと、私は週6勤務で休む暇がなく、日々忙殺されています。今は体力だけでなんとかやり通していますが、自分の在り方を模索中です。だからこそ「単純化する」ことの大切さを身に沁みて感じています。
まとめ
現代人の課題は「やることが多すぎること」。だからこそ、幸せに生きるためには「増やす」よりも「減らす」。
小さな工夫で生活を単純化し、余白を取り戻すことが、もっとも現実的で有意義な方法だと思います。