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「いま、ここ」の驚くべき効果

最近読んだ本の中に「自分自身を知るには、まず“いま”に焦点をあてなければならない」という言葉がありました。
その言葉が妙に心に残り、試しに一日だけ「いま、ここ」に意識を向けながら過ごしてみることにしました。

実践してわかった難しさ

やってみると、これが想像以上に難しい。
私はよく「未来志向」と言われるタイプですが、どうやら意識の深い部分でも過去や未来のことを常に考えているようです。
たとえば仕事中に「○○さん今日も文句言ってるかな」とか「そういえばあの時…」など、気づけば“いま”ではなく頭の中で別の時間を生きている。
そのたびに「いま私は○○をしている」と意識を戻す練習を繰り返しました。

得られた効果

驚いたのは、「頭が疲れない」という感覚でした。
普段は無意識に不安や未来のことを考えすぎて、脳が常にフル稼働していたようです。
パソコンでいえば、裏で大量のウィンドウを開きっぱなしにしている状態。
それを閉じて“ひとつのこと”に集中すると、作業後の疲労感がまるで違いました。

さらに、「マルチタスクはできない」という気づきも。
複数のことを同時に進めようとすると、一瞬で“いま”から意識が離れてしまいます。
一つやったら次へ――この順番を守るだけで、集中力が保たれ、雑念も減りました。
結果として、スケジュールより早く仕事を終えたのに、頭はスッキリしているという不思議な体験でした。

気づきとまとめ

この「いま、ここ」を意識する感覚は、瞑想に近いと思います。
私は瞑想を何度試してもうまくいかなかったのですが、日常動作の中で“いま”を意識する方法なら自然にできました。
瞑想に挫折した人ほど、このやり方を試してみてほしいです。

小さな行動でも、「いま、ここ」に意識を置くだけで、世界の見え方が少し変わる――そんな気づきを得られた一日でした。

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