職場でこんな話をよく聞く。
「今の若者にはコンプラ問題で何も言えない」
「明らかに根性がなくなった」
でも、これは本当に「根性の問題」なのだろうか。
欲求のスタートラインが、そもそも違う
上の世代と今の20〜30代では、生まれた時点で「どの欲求まで満たされてきたか」のスタートラインが違う。
上の世代が「安全」や「居場所」を必死に確保してきた時代を生きたとすれば、今の若い世代はそこがある程度担保された状態でスタートしている。
出発点が違えば、モチベーションの源泉も、反応の仕方も変わって当然だ。
それを「根性がない」と表現するのは、ステージの違いをすり合わせないまま、同じ価値観を押し付けているだけなのかもしれない。
「揃える」が大事
人間の欲求が満たされることは、本来素晴らしいことだ。
でも人間というのは欲深いもので、一つ満たされれば次を求める。
それ自体は悪いことじゃない。
だから今必要なのは、「上を目指せ」と引き上げることじゃなくて、欲求のステージが違う者同士が、どうやってすり合わせるかを考えることなのかもしれない。
「世代のギャップ」と片付けるより、
「欲求のステージのズレ」として捉えると、少し解決の糸口が見えてくる気がする。

