エニアグラムは、私にとって「潜在意識に気づかせてくれるツール」だ。
最近、本格的に学んでいて、いくつかの対話を重ねる中で、私はようやく自分の本質的なタイプが「タイプ8(挑戦する人)」だと確信できた。
これまで何度も他のタイプと迷い、揺れてきたけれど、今ははっきりと言える。
「自分はこれだ」と。
なぜ、そこまで確信できたのか。
それはエニアグラムを通して、自分でも“無意識に押し込めていた感情”に気づけたからだ。
押し込めていた感情の正体
私はこれまで、ずっと「怒りっぽく、情緒不安定な人間」と言われてきた。
そして、私自身も思っていたことだ。
・頭が良くないから
・わがままで我慢ができないから
・元々こういう性格だから
そんなふうに、自分の性質を「欠陥」として処理していた。
でも、タイプ8という視点で自分を見つめ直したとき、その原因がはっきりした。
タイプ8の特徴のひとつに「権威を嫌う(コントロールされることを嫌う)」というものがある。
その理由は「自分がその場を収めたいから」だ。
一方で、私のこれまでの人生はどうだったか。
親に従い、教師に従い、組織に従う。
そこから逸れれば、身の回りが敵に変わると感じる。
常に「従うこと」を強いられた。
当然、その枠の中に入れられるたびに「怒り」や「反発」は生まれていたはずだけど、それを表に出すことは許されなかった。
だから私は、その感情を自分でも見ないようにしていた。
「こんなふうに反発心を抱く自分はおかしい」と感じてしまうから。
「自分がわからなくなる」構造
その結果、何が起きたか。
本来あったはずの感情や欲求は抑え込まれ、意識の表面から消えていった。
でも、エニアグラムで言う「根源的欲求」そのものは消えない。
満たされないまま、行き場を失ったエネルギーだけが内側にどんどん溜まっていく。
その鬱屈したエネルギーが、「情緒不安定」という形で表に出ていただけだったのだ。
つまり、私は「壊れていた」わけではない。
「自分自身にも、周囲にも、理解されていなかった」だけだった。
エニアグラムが教えてくれること
この気づきは、私にとって本当に大きかった。
「自分が何者かわからない」
「なぜこんなに生きづらいのかわからない」
そう感じている人は、少なくないと思う。
特に、これまでの環境で自分の個性や感情を否定され続けてきた人ほど、「本来の自分」が深いところへ潜って見えなくなってしまう。
だからこそ、エニアグラムは有効だと感じている。
それは単なる枠に当てはめる性格診断ではなく、「自分の内側にあるものを言語化し、救い出すツール」だから。
最後に
正直に言えば、自分がタイプ8だとわかった今も、劇的に生きやすくなったわけではない。
でも、少なくとも「自分がなぜ苦しいのか」「どこに向かえばいいか」の現在地は見えた。
これは、暗闇を歩き続けるのとは大きな違いだ。
もし今、あなたが
・自分のことがよくわからない
・理由のわからない生きづらさを感じている
・何が原因なのか知りたい
そんなふうに感じているなら、エニアグラムは一つの突破口になるかもしれない。
蛇足:本記事の内容は、構成を分かりやすくするために「他責」の視点で整理しております。他責の考え方は気持ちの整理につながる側面もありますが、一方で成長の機会を損なう可能性もございます。その点につきましては、あらかじめご理解いただけますと幸いです。

