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IQ92と発達特性 ― 受け止めて前に進むために

カウンセリング

こんにちは、色ちんです。
今回は先日受けたWAIS-IV(ウェクスラー成人知能検査)の結果と、それに付随して指摘を受けた発達特性について、気持ちの整理も兼ねて書いてみます。

検査を受けたきっかけ

私はずっと自分は平均的な知能はあるはずだと思い込んでいました。
理由は単純で、人並み以下だと思いたくなかったからです。
学生時代は勉強が苦手で、社会人になってからも職場でうまくいかないことが多かったのですが、それでも努力でなんとかなると信じてやってきました。

検査結果と受け止め

結果は IQ92
WAIS-IVの平均値はIQ100前後で、90〜109は平均の範囲に含まれます。
ですから、数値的には落ち込む必要はない範囲ではあるのですが、私にとっては大きなショックでした。

なぜなら、私は心のどこかで「他人より上である」と思い込んでいたからです。
そう思っていなければ、自分を苦しめてきた人たちに負けた気がして耐えられなかったのです。
でも現実は私は特別に優れているわけではない
しかも100という数値も割っている。この事実を突きつけられて、乾いた笑いが出ました。

ADHDの可能性と過去の経験

さらに心理士の方からADHDの傾向があるとも言われました。
臨床心理士の所見であくまで診断ではありませんが、

  • 完成していないのに「完成した」と言ってしまう
  • 時間制限に焦ってミスが増える
  • 見直しが不十分

といった特徴からそう考えられたそうです。

実際に「焦り」がなければIQの結果も5〜10ほど高くなることがある、と説明を受けました。

思い返せば、中学生の頃から「自分はADHDでは?」と疑っていました。
忘れ物や紛失、大事なプリントをぐしゃぐしゃにするなど、典型的な特徴がありました。
しかし当時、親に相談すると「そんなわけない」「発達障害に逃げるな」と一蹴されました。
社会人になってからは逆に「あなたADHDかASDじゃない?」と言われるようになりました。
今思うと、親も偏見や世間体があって認められなかったのだと思います。

理解はできますが、正直、腹が立つ気持ちもあります。
学生の頃に特性が分かっていれば、もっと早く対策できたのではないかと。
それでも「自分で気づき、動くしかない」と学べたのも今回の検査のおかげかもしれません。

これからの自分へ

正直、今も受け入れたくない気持ちが大きいです。

ですが「平均より少し下かもしれない」という事実よりも、「焦ると実力を発揮できない」「自分には工夫が必要」という点に注目する事が大切なんですよね。

私は死ぬときに思い残すことはないと言える人生を送りたいと思っています。
それが、これまで自分を笑ってきた人たちへの最高の復讐でもあると考えています。だからこそ、これからも前を向いて、自分なりの幸せを追いかけたいです。

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