「私は敏感だから、うまくできなくて当然だ」
そう自分に言い聞かせたとき、少し罪悪感を感じたことはないだろうか。
ラベリングで逃げているんじゃないか、と。
でも私は今、その罪悪感を手放すことにしている。
失敗を「自分のせい」にし続けると、動けなくなる
HSPの人は、刺激に敏感で、人の感情を受け取りやすく、深く考えすぎてしまう傾向がある。
そのせいで、うまくいかないことも多い。
そのたびに「自分のせいで失敗した」と受け取っていたら、どうなるか。
ポジティブ心理学の父と呼ばれるマーティン・セリグマン博士の著書『オプティミストはなぜ成功するか』によると、ネガティブな思考パターンを持つ人は、成功を「外部のおかげ」、失敗を「自分の能力のせい」と捉えやすいという。
これが積み重なると、挑戦することへの恐れがどんどん大きくなっていく。
だからといって「全部外のせい」にするのも違う
一方で、失敗の原因をすべて外部に押しつけてしまうと、同じ壁にまたぶつかったとき、どう対処すればいいかがわからなくなる。
原因から目を背けているから、対処のしようがない。
そこで私が使うようにしたのが、「ラベリング」という第三の選択肢だ。
「自分の問題」を「ラベルの問題」にする
「失敗したのは、私がHSPで音や人の感情に過敏だったから」
これは逃げではなく、原因をうっすら見据えながら、自己責任になりすぎないための考え方だ。
「自分が悪い」でもなく「外が悪い」でもなく、「自分の中にある特性の問題」にする。
そうすることで、自分の可能性を潰しきらずに、次へ進める。
そのラベル、他人には関係ない
世の中では「ラベリングは逃げだ」という声もある。
でも正直に言う。
そのラベルは、他人には一切関係ない。
自分が生きやすくなるための方法を優先することは、罪悪感を持つことじゃない。
「私はHSPだから、今日は人混みを避けよう」
「私はHSPだから、この仕事は少し時間をもらおう」
そうやって自分の中にあるラベルをうまく使いながら進んでいくことは、弱さじゃなくて、自分を守る立派な行動だと思っている。
敏感であることは、あなたの欠陥じゃない。ただの特性だ。
そのラベルを、自分を罰するためじゃなく、自分を助けるために使ってほしい。

