会社にいると、徐々に会社の感覚、常識に染まっていく。
そこに、強烈な違和感があった。
在籍してだいぶ経つのに、一向に自分の居場所がない感覚。
ただ、毎日のルーティンだけはしっかり体に染み込んでいくので、
傍から見たら「会社に染まっている」ように見えるんだろう。
勤め始めて数年が経った頃から、
「このままでいいのか?」と思うことがぽつぽつ増えていった。
当時は仕事もうまくいっていたはずなのに、そこにはただ漠然とした不安があった。
それからさらに数年が経ち、会社の方針転換があったとき、私は窓際社員になった。
理由は単純明快で、チームプレイができない。
要は、扱いづらい人間だったということだ。
そのとき、あることに気づいた。
勤め始めて数年経った頃に感じていた、
あの漠然とした不安の正体。
それは、時間が経ってもさほど成長していない自分の姿だった。
何より、それ以上成長したいと思っていない自分自身の気持ちだった。
ここに勤め続けることの無意味さを、私は「漠然とした不安」という形で、ずっと感じていたにすぎなかったのだ。
それに気づいてから、今は新しい業界に進むための準備をしている。
未知への恐怖という不安はある。
でも、今までのような、あの停滞している不安感は不思議と感じない。
停滞は、止まっているように見えて、実は緩やかな下降でしかない。
自分が動き出して初めて、それを実感できた
そんな最近です。

