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世間話

人の起きていない時間が好きだ。「気配の強さ」

世間話

世の中には、目には見えないけれど確かに「存在しているもの」がある。

日々の散歩の中で、私はそれを強く実感している。

私は平日の早朝、人がまだ寝静まっている時間が好きだ。

今日も朝6時に家を出て歩き始めたのだが、その時間帯の外は静まり返っており、鳥などの動物たちの姿ばかりが目立っていた。

たまにすれ違うのも犬の散歩をしている人くらいで、街全体がとても澄んだ空気に包まれていて心地よかった。

しかし、6時半を回ったあたりから、少しずつ周囲の空気が変わり始めた。

外を歩く人の数自体は先ほどと変わらないのに、

「あ、家の中で人が起き始めたな」という気配が街全体に漂い始め、心がざわつき始めたのだ。

人は起きているだけで、無意識のうちにその人特有の「気」や「エネルギー」のようなものを発している。

そしてそれは、本人が思っている以上に強く、広範囲に影響を及ぼしているのだと確信した。

人が密集すればするほど、無数の「気」が混ざり合い、空間に充満していく。

元々、私はそういった目に見えない雰囲気や、他者が発する気配に敏感な体質だったが、ここ数年はそれがより顕著になっていた。

他人のエネルギーが入り乱れる中で生活することは、私にとっては「息苦しさ」に直結してしまう。

そう考えると、会社という密閉された「ハコ」の中に何十人もの人間が詰め込まれ、濃密な気をぶつけ合うような空間で、私はよく毎日耐え抜いていたと感じる。

人が起きていない時間の澄んだ空気を吸いながら、改めて、過去の自分の頑張りを自画自賛したくなった、そんな朝だった。

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