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実体験

「絡んでいる思考の紐を解くことからですね」キャリアコンサルタントの一言でハッとした話

実体験

ここ半年、私は「会社という組織に従属することの息苦しさ」をありありと感じていた。

単独で物事を成し遂げることに幸せを感じる私にとって、過度なコミュニケーションやチームプレイを求められる会社員生活は、ひどく体力を消耗する。
しかし、かといって毎月の安定した収入を失うのはやっぱり怖い。

「会社員は無理、でも自営業になる勇気もない」という完全な行き詰まり。
この八方塞がりの状態から抜け出すため、私は思い切ってキャリアコンサルタントに申し込み、話を聞いてもらうことにした。

「今の状況や、これからの考えを教えてくれますか?」

その言葉を皮切りに、私は今までの経歴と、自分の中で矛盾してぶつかり合っている本音をすべて打ち明けた。

それらをじっくり聞いた後、コンサルタントの方から返ってきたのは、たった一言だった。

「悩みが複雑に絡まり合っていますね」

コンサルタント曰く、私が抱えている悩みは大きく分けて以下の3つに収まるという。

  • 生き方の悩み(会社に従属するか、自営業になるか)
  • 仕事の選択肢の悩み(どんな職種を選ぶか)
  • 自己の悩み(自分の力量や感情との向き合い方)

今の私は、この3つの大きな悩みと、それに付随する細々とした不安がごちゃ混ぜに絡まっている状態。

だから、どこから手をつけていいか分からず、永遠に終わりが見えなくなっているのだ。

「色ちんさんは『仕事の選択(職種)』を第一の悩みとしていますが、まずは『会社に属するのか否か』という一番大きな枠組みから解決すべきです。 その後に、具体的な職種やご自身の能力について悩んでいった方がいいですよ」

つまり、悩みを「大・中・小」のサイズに分け、最も大きな規模の悩みから一つずつ順番に片付けていく。

そうすることで、悩みが後からぶり返したり、矛盾が生じたりするのを防げるというのだ。

今の私で言えば、まずは「会社に属すること」と「自営業で行うこと」のメリット・デメリットを徹底的に比較することがスタート地点になる。比較すれば新たな疑問が湧くので、調べて、また比較する。これを繰り返すのだ。

そしてもう一つ、重要なアドバイスをもらった。

「この時、必ずタイムリミットを設けてください。その期間内にどうやって悩みを解決するか、解決した答えをいつまでに実行に移すかを決めておくんです」

言われてみれば「確かにその通りだ」と頭では分かる。
しかし、悩みの渦中にいると、こういう論理的な思考がまったく働かなくなってしまうのだ。

自分がこれまで、悩みを整理する作業を一切行ってこなかった事実も身に染みて感じた。

「まずは、今ある自分の悩みをすべて紙に書き出して、種類別に分ける所から始めてみてください。面倒くさいとは思いますけどね」

コンサルタントの方はそう笑って教えてくれた。

最近の世の中はデジタル化が進んでどんどん便利になっているけれど、一番重要で、一番見えにくい「自分の感情や悩み」へのアプローチは、結局のところアナログで原始的な方法が一番効くのだ。

頭の中だけで回りくどく考えるのではなく、紙に書き出し、種類を分け、一つずつ調べていく。
当たり前かもしれないけれど、私にとってはまさに目から鱗が落ちる瞬間だった。

時間は長いようであっという間に過ぎてしまう。早く行動しなければ。

面倒くさい作業ではあるけれど、絡まった思考の紐を解くために、まずは紙とペンを用意して頑張ろうと思えた出来事だった。

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