昨日の記事でHSPについて少しごちゃごちゃと書いたけれど、今回はそのキッカケになった本の読書感想文を書いていく。
全体の感想
全体を通しての率直な感想を言うと、「思ったより内容がないな」だった。
だからこそ前回、謎の自論が私の中からベラベラと出てきてしまったのだと思う。
一言で言えば、全体的に理想論が多すぎると感じた。
たとえば「理解ある人と出会いましょう」みたいなことが書かれていたけれど、そんなの「白馬の王子様と出会いましょう」と言っているのと全く同じ意味じゃないかと思ってしまった。
また、自分で対処する方法もいくつか紹介されていた。
「自分の周りが見えない殻で守られていると思うセルフイメージを持つ」とか、
「自分の苦しい感情を吐き出すイメージをする」とか。
私は、こういったイメージワークを思春期から20代前半まで真剣にやっていた時期があるのだけれど、マジで効果がなかった。
むしろ、こういうセルフイメージで本当に効果があった人はいるのだろうか?
マジでコツがあるなら教えてほしいくらいだ。
全体的に自己啓発本の域を出ないというか、もっと具体的な内容が欲しかったというか…。
フワッとしすぎていて、私にはあまり響かなかった。
(そもそも私はHSPではないから、響かなかったのかもしれないけれど)
一番ハッとさせられた「心理的逆転」
ただ、もちろん良い部分もあった。
それは、「『心理的逆転』を乗り越える」という項目についてだ。
自分を変えたいと願う患者さんに処置を行っても何の効果も出ない場合、問題は心理療法自体にあるのではなく、患者さんたちの意識下にあるのではないか、という箇所である。以下、引用する。
つまり、「治りたい」と口では言っているものの、彼らの心の中には、「治りたくなんかない」「治る必要はない」「治ってはいけないんだ」といった否定の心、「どうせダメだよね」という諦めの心、「このままでいい、変わりたくない」などの変化への抵抗、「悩みたくない」「考えたくない」という葛藤の回避などが渦巻いており、それが治ることを拒否していたのです。このように、言葉とは裏腹のことを意識下で考えている状態を、「心理的逆転」といいます。
ここに関しては、「確かに〜」と深く頷いてしまった。
自分の嫌な部分や生きづらい部分って、本当にただの「デメリット」だけなら、変える努力をすぐに行うはずなのだ。
でも、大体そこには「自分にとって良い部分(メリット)」も持ち合わせていることが多い。
例えば、「人に合わせるのは嫌」だけど「人に合わせることで仲間になれる」といった感じだ。
これ、完全にワイや…。と心の底から思った。
私の中で、「生きづらさを手放すこと」は「孤独になること」と同義でもあるのだと思う。
HSPと言われる方々も、そういう深い部分を感覚的に理解しているからこそ、簡単に動けない(変われない)というのがあるんじゃないかと思うし、これは一般の感覚としても広く存在する心理だろうなと思った。
今回はこんな感想で締めさせてもらう。
ではでは。

