会社を退職して、3週間が経った。
退職してからは、以前のように外部のストレスに晒されることがなくなり、平穏な日々を送っている。
しかし一方で、この「ストレスのなさすぎる生活」に対して、どこか不安を感じている自分もいるのだ。
理由の一つは、「自制心が欠如してしまうのではないか」という恐れ。
これまでは会社という枠の中で抑圧されるのが当たり前だったが、今は自分らしくいることが許されている。
それは素晴らしいことなのに、自由すぎるがゆえの、「本当にこれでいいのか?」と無意識に自問自答してしまう瞬間がある。
私はおそらく、嫌なことがないと、わざわざ自分から「嫌なこと」や「不安要素」を探し出してしまうようなところがある。
どんなに抑圧から解放された環境に身を置いても、心が本質的な解放感を得られていないような気がするのだ。
なぜそんなことをしてしまうのか。
それは、「自分が自分であるためには、ある程度の抑圧や理性が必要だ」と思い込んでいるからかもしれない。
そして同時に、私の深層心理に
「他者と同じでありたい」
「社会から浮きたくない」という強い強迫観念が根付いているからだろう。
世間一般の人が働いてストレスを抱えている中、自分だけが何のストレスもなく自由でいることに、無意識のうちに罪悪感や恐怖を抱いているのだ。
いくら嫌な環境から離れ、物理的なストレス要因を排除したとしても、本当のストレスの元凶は「自分自身の内側」思考の癖にあるということだ。
環境から逃げることで一時的な平穏は得られるが、自分の中にある強迫観念や偏見と向き合わない限り、本当の意味での対処にはならないのかもしれない。

